2011年9月のコンサート (1)

備忘録的インデックス。


●9/3(土) 宗次ホール/名古屋 (18:00)
岡崎慶輔 & 伊藤恵 デュオ・リサイタル

モーツァルト / ヴァイオリンソナタ ト長調 K301
ベートーヴェン / ヴァイオリンソナタ 第9番 イ長調 op.47 「クロイツェル」
シューベルト / ピアノとヴァイオリンのための幻想曲 ハ長調 D934
ラヴェル / ツィガーヌ

(アンコール)
バッハ / G線上のアリア (vln. + pf.)

※以前から行ってみたいと思っていた宗次ホールに行ってみた。また行ってみたい。ここはとてもよいホールです。


●9/9(金) 紀尾井ホール
ダニール・トリフォノフ ピアノ・リサイタル

ショパン / 舟歌 嬰へ長調 op.60
ショパン / 練習曲集 op.25

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シューベルト=リスト /
 春のおもい (12の歌 S558/R243 より 第7番)
 ます (S564/R248)
 水の上で歌う (12の歌 S558/R243 より 第2番)
 魔王 (12の歌 S558/R243 より 第4番)

シューマン=リスト / 献呈 (愛の歌 S566/R253 より)
 ※原曲:シューマン / 歌曲集「ミルテの花」 op.25 第1曲

リスト / パガニーニによる超絶技巧練習曲集 S140/R3a より 第3番 嬰ト短調 「ラ・カンパネッラ」
リスト / メフィスト・ワルツ 第1番 「村の居酒屋での踊り」 S514/R181

(アンコール)
チャイコフスキー / 少しショパン風に
ショパン / 華麗なる大円舞曲 op.18
チャイコフスキー / 田舎のエコー
ショパン / マズルカ
ショパン / タランテラ
バッハ=ラフマニノフ / パルティータ第3番から ガヴォット

https://twitter.com/japan_arts...

※昨年のショパン・コンクール第3位、今年のチャイコフスキー・コンクールで優勝したトリフォノフのリサイタル。今年1月の仙川でのリサイタルは発売後に情報を知ったこともあってチケットを取り損ねてしまったが、紀尾井の方は運よくとれた。(この公演、完売だったそうだ)

ショパン・コンクールの1次予選の段階からトリフォノフのピアノの音が異様に美しいこと、使用楽器がファツィオリだということでツイッターでたいへんな話題になった。今回のリサイタルでもファツィオリが使用された。作品や演奏者を選ぶ楽器ではないかと思うが、トリフォノフの特性には合っているように思う。ショパンのエチュードがとてもおもしろかったので、CDが出たらぜひほしい。また、できたら次は私の大好きな作品10を全曲聴いてみたい。

アンコールの最後に弾かれたラフマニノフ編曲によるバッハのヴァイオリンのための無伴奏パルティータ第3番のガヴォットが洒落ていてとても楽しかった^^





終演後、空には月が出ていた。
震災からまだ間もない頃、重い気持ちで出かけた紀尾井のイッサーリスのリサイタル。その帰りにも夜空には美しい月が輝いていたことを思い出した。紀尾井ホールにコンサートを聴きに出かけ、終演後、夜空に月が輝くのを見るたびに、きっと、あのイッサーリスを聴きに出かけた夜のことを思い出すのだろうな。

※イッサーリスのリサイタルについて。ツイッターのログから。

2011年05月18日(水)
紀尾井、終演なう。すばらしい演奏会でした。夜風はさわやかな初夏。低いところに巨大なまんまるの月。
posted at 21:18:14

アンコールのすばらしいフランクに勇気づけられ、弁慶掘の上にぽっかり浮かんだ月に日本の在り処(和の心?)を感じた、そんな夜でした。
posted at 23:54:31

2011年05月24日(火)
3/15の首都圏の放射性物質の降下がハンパなかったとか、東京の汚染も実はかなり深刻という情報をTLやブログなどで見て、先週はさすがの私もかなり落ち込みました。その時、聴きに出かけたイッサーリスのリサイタル、アンコールで演奏されたフランクにどれほど勇気づけられたか。
posted at 02:11:34