2014年5月のコンサート (4)

備忘録的インデックス。


●5/8(木) 王子ホール
アンヌ・ケフェレック ピアノ・リサイタル

ショパン
 夜想曲 第20番 遺作
 幻想即興曲 op.66
 子守歌 op.57
 舟歌 op.60

リスト
 悲しみのゴンドラ II
 「伝説」より 水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ

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サティ / グノシェンヌ 第1番
ラヴェル / シャブリエ風に
サティ / ジムノペディ 第1番
プーランク / 「ジャンヌの扇」より 田園
セヴラック / 「休暇の日々から」第1集より 古いオルゴールが聞こえるとき
ドビュッシー / 夢
サティ / グノシェンヌ 第3番
フェルー / 「モンソー公園で」より のんびりと
アーン / 冬
アーン / 「当惑したナイチンゲール」より 長椅子の夢見る人
ドビュッシー / 「ベルガマスク組曲」より 月の光
デュポン / 「憂鬱な時間」より 日曜日の午後
サティー / ジムノペディ 第3番
ケクラン / 「陸景と海景」より 漁夫の歌
フローラン・シュミット / 「秘められた音楽」第2集より グラス

(アンコール)
スカルラッティ / ソナタ
ヘンデル(ケンプ編) / メヌエット

※当日のツイッターより

前半終了。すばらしい。ショパンもだが、リストは偉大な演奏でした。深い感動。今晩は前半ショパンとリスト、後半はフランスものの小品を並べたプログラム、曲間の拍手はご遠慮下さい的な(いつもの)お願いが掲示などでありました。

銀座のケフェレック終演。しみじみとよいリサイタルでした。少し寒いが爽やかな風がふいている夜ですね。帰るのだー


●5/9(金) トッパンホール
ジャン=クロード・ペヌティエ ピアノ・リサイタル

フォーレ / 前奏曲 op.103 第1番 変ニ長調
ショパン / 前奏曲 op.28 第15番 変ニ長調
フォーレ / 前奏曲 op.103 第2番 嬰ハ短調
ショパン / 前奏曲 op.28 第10番 嬰ハ短調
フォーレ / 前奏曲 op.103 第7番 イ長調
ショパン / 前奏曲 op.28 第8番 嬰へ短調
ショパン / 前奏曲 op.28 第13番 嬰ヘ長調
ショパン / 前奏曲 op.28 第14番 変ホ短調
フォーレ / 前奏曲 op.103 第6番 変ホ短調
ショパン / 前奏曲 op.28 第19番 変ホ長調
ショパン / 前奏曲 op.28 第20番 ハ短調
フォーレ / 前奏曲 op.103 第8番 ハ短調
ショパン / 前奏曲 op.28 第1番 ハ長調
ショパン / 前奏曲 op.28 第2番 イ短調
フォーレ / 前奏曲 op.103 第4番 ヘ長調
フォーレ / 前奏曲 op.103 第5番 ニ短調
ショパン / 前奏曲 op.28 第21番 変ロ長調
フォーレ / 前奏曲 op.103 第3番 ト短調
ショパン / 前奏曲 op.28 第22番 ト短調
オアナ / 前奏曲第23番
フォーレ / 前奏曲 op.103 第9番 ホ短調

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シューベルト / ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960

(アンコール)
フォーレ / ノクターン 第4番 変ホ長調 op.36
ハイドン / ピアノ・ソナタ第59番 Hob.XVI:49 変ホ長調より
  第3楽章 "Tempo di Minuet"

※当日のツイッターより

(´-`)。o0(昨日は王子、今日は凸版…クラヲタでなかったら印刷業界の人かと思われそうだな…

トッパンのペヌティエ前半終了。すばらしすぎて言葉もない。美しい夢の中をどこまでも旅し続けているような時間だった。

トッパンのペヌティエ終演。今日のプログラムを最初に見た時はチャレンジャーだなあと思ったが、今晩、後半のシューベルト D960 まで通して聴いてなるほどと納得できるものがあったし、このような布陣であればこその多彩な表現の(なおかつ美しく懐かしく温かい) D960 だった。(続

続)トッパンのペヌティエ)アンコールも見事。聴きに来て良かった!^^ 来年5月にもまたトッパンでリサイタルをやるそうです。また聴きたい^^


●5/13(火) 紀尾井ホール
マティアス・ゲルネ
シューベルト三大歌曲連続演奏会(第一夜)

(バリトン)マティアス・ゲルネ
(ピアノ)アレクサンダー・シュマルツ

シューベルト / 歌曲集「美しき水車小屋の娘」 D795

※当日のツイッターより

紀尾井ホール、マティアス・ゲルネ(ピアノ:アレクサンダー・シュマルツ)シューベルト3連続リサイタルの水車小屋、終演。明日あさってとまだ続くのに初日から凄いものを聴いてしまいました。まだ興奮してます(笑) サイン会あるそうですが、余韻に浸りつつ月の夜の中を帰るのだー

ゲルネ、来日の度にリサイタルを聴いてきましたが、今回はこれまでにも増してすばらしかったです。シュマルツのピアノも。

考えてみたら、ゲルネのリサイタルは今までいつもオペラシティのあの大きなホールでばかり聴いてきましたからねえ。(所沢に遠征したこともあるけど) 紀尾井のサイズで聴いたのは今晩が初めてだったかも。

「ビロードのような歌声」という表現が成立するとしたら、今夜のゲルネのことだなと思った。滑らかで艶やかで、明るいのに憂いをはらんでいる。今夜のシュマルツもこれまで以上にすばらしかった。ただ空席が目立ったのがもったいない。チケット奪い合いになってもおかしくない演奏会だったのに。

こんな暑い日にゲルネの「冬の旅」を聴きに行くことになろうとは。2月の大雪の日にプレガルディエンの「冬の旅」を聴きに行って、音楽のすばらしさと帰り道のつらさに泣いたことを思い出しました。なんという天候の違い!(笑)


永田町の空に不思議な光る飛行機雲(?)


真向かいでは旧赤坂プリンスホテル解体中


弁慶橋


振り返れば月


●5/14(水) 紀尾井ホール
マティアス・ゲルネ
シューベルト三大歌曲連続演奏会(第二夜)

(バリトン)マティアス・ゲルネ
(ピアノ)アレクサンダー・シュマルツ

シューベルト / 歌曲集「冬の旅」D911

※当日のツイッターより

紀尾井ホール、マティアス・ゲルネ(ピアノ:アレクサンダー・シュマルツ)シューベルト2日目「冬の旅」終演。名演。ゲルネもすばらしいがシュマルツのピアノがまたすばらしい。今晩はシューベルトの音楽に満ちている絶望と孤独に打ちのめされた。それらは痛みでもあった…。


●5/15(木) 紀尾井ホール
マティアス・ゲルネ
シューベルト三大歌曲連続演奏会(第三夜)

(バリトン)マティアス・ゲルネ
(ピアノ)アレクサンダー・シュマルツ

ベートーヴェン / 歌曲集「遙かなる恋人に寄す」 op.98
シューベルト / 歌曲集「白鳥の歌」 D957

(アンコール)
シューベルト / 鳩の使い D965A

※当日のツイッターより

紀尾井ホール、マティアス・ゲルネ(ピアノ:アレクサンダー・シュマルツ)シューベルト終演。ゲルネ&シュマルツと旅をした3日間でした。ベートーヴェンで束の間の希望が見えたのに「白鳥の歌」でまた絶望の中に落とされました。アンコールは「鳩の使い」。シューベルトの世界に浸った3日間でした。

「鳩の使い」の余韻は私にとっては特別だ。明るく素朴な曲調の中に諦観を感じるから。この歌と同じく絶筆と考えられている「岩の上の羊飼い」共々、シューベルトはもう別の世界からこの世に向かって歌いかけているように思えるから。彼はまだ31歳だったというのに。なんという若者だったのだろう!

絶対に座って帰ることができる経路でまったりと帰宅中。家のすぐそばで朧月を見上げながら木立の葉を鳴らす風の音を闇の中で聴いた。そしてシューベルトの絶望について考えている。

などとつぶやいているうちに雲も晴れ月は煌々と きたくたー きたくたー

「水車小屋」「冬の旅」「白鳥」この3つを続けて聴くことは、実は精神的に結構しんどいことです。最後の3つのピアノソナタを1回の演奏会で聴くことと同じくらいに。シューベルトの痛みや苦しみをまざまざと見ることになるから。しかし演奏会があれば聴きに行ってしまう。

身も心も財布もボロボロです(笑 でも3日とも聴くことで見えてくる世界はありますよね。いいものを聴きました。ゲルネは初台でずっと聴いていましたが、やはり歌を聴く時は小さいホールの方がよいです。

初日と2日目は「まだこの後があるから」と気力も続くのですが、最終日は音楽の絶望感もあいまって、3日間の疲れがどっと出る感じですね。3日とも聴けたのは幸せでしたが。ゲルネみたいに焼肉食べて体力回復をはかろうかな(笑)

いやほんとに。ゲルネは若い頃から表現が深かったのですが、年を取るにつれてますます深まっているなあと感じました。言葉と詩のとらえ方も、それを音楽として表現することも。彼の世界についていけるように、こちらも聴衆として成長しなければと思いました。焼肉も食べて(笑)

今日のゲルネの前半(ベートーヴェン)、シューマンの幻影が見えた!


●5/18(日) 狛江エコルマホール(14:00)

今井信子 ヴィオラ・リサイタル

(ヴィオラ)今井信子
(ヴィオラ)原麻理子
(ピアノ)伊藤恵

シューマン / おとぎの絵本 op.113 (原、伊藤)
シューベルト / アルぺジョーネ・ソナタ イ短調 D821 (今井、伊藤)
シューマン(ピアノ独奏、伊藤)
 トロイメライ op.15-7
 幻想小曲集 op.12 より
   第2曲 飛翔
   第8曲 歌の終わりに

J.S.バッハ / 無伴奏チェロ組曲 第4番(ヴィオラ版) (今井)
モシュコフスキ(小早川麻美子編) / ヴィオラとピアノのための組曲 op.71 (今井、原、伊藤)

(アンコール)
クライスラー / 愛の喜び

http://www.ecorma-hall.jp/?p=5474

※当日のツイッターから

エコルマの今井信子さんのびよらリサイタル(共演:びよら原麻理子、ピアノ伊藤恵)前半のシューマン/おとぎの絵本 op.113、シューベルト/アルペジョーネソナタ D821 終わり。日曜の午後にシューマン&シューベルトが聴ける幸せ^^ 後半シューマン、バッハ、モシュコフスキ。

シューマンもシューベルトもなんという名曲あるか! ヾ(・◇・)ノ"

ほぼ満席状態です。盛況ですね。

狛江びよら祭り終演。楽しい演奏会だった!^^

狛江駅なう。ホームを吹き抜ける風心地よし。

ヴィオラが入るシューマンの室内楽作品の音の深さと渋さときたら。

御意。ホルンがシューマンの憧れなら、ヴィオラはシューマンの心の内側の声ですね。


●5/27(火) 東京オペラシティ コンサートホール
ミハイル・プレトニョフ リサイタル & コンチェルト
《協奏曲の夕べ》

(ピアノ)ミハイル・プレトニョフ
(指揮)現田茂夫
東京フィルハーモニー交響楽団

モーツァルト / 歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」 序曲
モーツァルト / ピアノ協奏曲 第8番 ハ長調 K246
シューマン / ピアノ協奏曲 イ短調 op.54

(アンコール)
ショパン / ノクターン 第20番 嬰ハ短調(遺作)

http://www.japanarts.co.jp/concert...

※当日のツイッターから

初台のプレトニョフ終演。先日のイタリアからのライヴ中継でシューマンのコンチェルトは聴いていたとはいえ、やはり驚きのシューマン。賛否両論あるだろうが、ピアノ演奏としてはおもしろかったしすばらしかった。

20年ぶりくらいで?演奏会で聴いたが、当時、チャイコフスキーやベートーヴェンのコンチェルトを豪快に弾きまくった人と同じ人だとは思えなかった。今日の弱音の美しさには脳が痺れた。シューマンの1つ1つのフレーズの美しさが濃厚に伝わってきた。それにはあのテンポでないとダメなのだろうね。