2015年1月のコンサート

備忘録的インデックス。

シューマン夫妻祭り! ヾ(・◇・)ノ"


●1/7(水) トッパンホール
トッパンホール ニューイヤーコンサート 2015

(ヴァイオリン)山根一仁
(ピアノ/フォルテピアノ)北村朋幹

トリオ・マリーナ
 (バンドネオン)三浦一馬
 (ヴィオラ)原麻理子
 (ピアノ)有吉亮治

ラヴェル / ツィガーヌ(演奏会用狂詩曲)
 (作曲者自身によるヴァイオリンとピアノ・リュテアルのための作品に基づく演奏)

イベール / 2つの間奏曲
バルトーク / ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Sz75

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コレッリ / ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第12番 ニ短調 「ラ・フォリア」
ウェーバー / 三重奏曲 op.63
ピアソラ(三浦一馬編) / オブリビオン
ピアソラ(三浦一馬編) / 「ブエノスアイレスの四季」より 第3曲 「ブエノスアイレスの冬」
ガーシュウィン(三浦一馬編) / 「ポーギーとベス」より 「サマー・タイム」
ピアソラ(三浦一馬編) / リベルタンゴ

(アンコール)
ピアソラ(三浦一馬編) / アレグロ・タンガビーレ

※「休憩位置変更の案内」という紙がプログラムに挟まっていました。コレッリの後とプログラムに印刷されている休憩をコレッリの前に変更したとのこと。

※コレッリ、通奏低音はピアノではないようでしたので、てっきりチェンバロでの演奏だと思いこんでいましたが(誰でもそう思いますよね…)、なんとフォルテピアノでの演奏でした。発想が柔軟でおもしろいですね。

※当夜と翌日のツイッターから

[コレッリとヴェーバーについて] まさかああいう編成で弾かれると思わず非常に驚いたのと、違和感がないにもかかわらず聴いたことのない音の組み合わせだったことに驚いたのと、さらに3人ともとてもうまかったことに驚いたのと。いやはやびっくりした(笑) まだこういう体験ができるとは。

ヴェーバーの三浦一馬氏、うますぎてひっくり返りそうになった。ヴェーバーのトリオにバンドネオンが加わると思っていなかったのでそこにもびっくりしたのだが。彼は後半の曲も編曲しているし、ほかの出演者もそうだけれど、この人もとんでもない才能の人ですね。

それにしても、おもしろいコンサートだったなあ。おもしろいし、シャレていた。今日のライヴがもしCDになったらほしい(買う)。

昨夜の北村朋幹氏のピアノ・リュテリアル風の演奏ですが、昨年3月の自分のツイートにヒントが(笑) 「(キラリ☆ふじみ)ツィンバロンの音色をピアノで再現するために云々かんぬん。実物を見ないとよくわからないが、何かすごいものを聴き逃したということはわかった・・・」 あれだったのか。

昨年のトッパンホールのブログに「キラリ☆ふじみ」で使われた北村朋幹氏自作のアタッチメントの写真と説明。http://www.toppanhall.com/blog/2014/03/04/ これがびっくりするような効果を発揮していました。というか、客席で私はびっくりした(笑)

昨日のコレルリの楽器
http://umeokagakki.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-a27f.html
http://umeokagakki.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-2125.html
http://umeokagakki.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-1296.html

これかな? http://fpworkshop.exblog.jp/13586553/

※ルイ・デュルケン (Louis Dulcken)

私も昨日聴くことができて本当によかったです。ああいうすばらしく、そしておもしろいコンサートを聴くことができたのはうれしいですし、まだまだコンサートからは驚きを与えられるのだなあということにさらに驚きました。これだからコンサート通いはやめられません(笑)


●1/11(日) NHKホール (15:00)
NHK交響楽団 第1799回 定期公演 (Aプロ2日目)

(指揮)ジャナンドレア・ノセダ
(ピアノ)アレクサンダー・ガヴリリュク

フォーレ / 組曲「ペレアスとメリザンド」 op.80
プロコフィエフ / ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 op.26

(ソリストのアンコール)
ショパン / 夜想曲 変イ長調 op.27-2

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ベートーヴェン / 交響曲 第5番 ハ短調 op.67

※当日のツイッターから

NHKホール、ノセダ指揮のN響定期終演。楽しみにしていたガブリリュクのプロコ3番よかったのだが、後半のベートーヴェンの5番が速すぎて唖然ぼーぜん(笑) 寄り道してから帰るのだー


●1/22(木) サントリーホール
NHK交響楽団 第1801回 定期公演 (Bプロ2日目)

(指揮)ジャナンドレア・ノセダ
(ピアノ)アレクサンダー・ロマノフスキー

リスト / 交響詩「レ・プレリュード」
ラフマニノフ / パガニーニの主題による狂詩曲 op.43

(ソリストのアンコール)
スクリャービン / 12のエチュード op.8 より 第12番 嬰ニ短調「悲愴」

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カゼッラ / 交響曲 第3番 op.63

※ロマノフスキーのアンコールすばらし。後半のカルセラ(カゼッラ)の交響曲、なかなかおもしろかった。ただ、あまり知られていない作曲家の曲が取り上げられると、この夜のように、完売のはずなのに空席が目立つ(例によって)。もったいないなあ。毎度思うことですが、聴きに来られない(聴きに来たくない人含むw)会員の手持ちチケットを、欲しい人にまわせるようなリサイクルのシステムがあるといいですよね。特にチケットが入手しにくいBプロの場合は。


●1/24(土) トッパンホール (15:00)
おとなの直球勝負 14 伊藤恵(ピアノ)

クララ・シューマン / ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 op.20
ロベルト・シューマン / クライスレリアーナ op.16
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クララ・シューマン / 4つの束の間の小品 op.15
ロベルト・シューマン / 幻想曲 ハ長調 op.17

(アンコール)
ロベルト・シューマン / 子供の情景 op.15 より 第13曲「詩人のお話」

※当日と翌日のツイッターから

飯田橋シューマン夫妻祭りが終わって帰宅中。すばらしかった!

ロベルトとクララに感謝したい。この二人(とフランツ・ペーター)あっての我が人生。ありがとう。

「人間の心の深奥へ光を送ること--これが芸術家の使命である!」(シューマン、岩波文庫『音楽と音楽家』、吉田秀和訳)

頭の中で op.17 が鳴りやまない。(スイッチがないから止められないし、そもそも止める気もないし

今朝起きた時も昼寝から目覚めた今も、クララの「4つ束の間の小品」の断片とロベルトの幻想曲の断片が交互に脳内に出現、アタマがおかしくなりそうだ。音楽を止めてくれ。いや、止めないでくれ。頭の中の音楽を止めるには音楽を聴くしかない。(音楽を聴く理由の1つ)


まもなく閉館。


消えゆくランドマークと月。


ブレた。