四天王寺から神戸に至る (5) - 太子の御衣

 「その四」を書いてから、あっという間に五か月もの時が過ぎてしまった。五か月前に書いていたのは昨秋の出来事だから、これから書くことは一年ほど前の話ということになる。石棺の蓋の話をしたところで途切れてしまった。四天王寺の話を最後までしていない。 read more◿

石棺の蓋 : 補足

 今ざっと調べたところ、長持形石棺は古墳時代中期に出現、後期の初め頃まで用いられた(ということはそれ以後は消滅した)ものとのこと。図書館に行けないので専門書を調べていないから、これは理解として正しいかどうかわからない。 read more◿

四天王寺から神戸に至る (2) - 転法輪

 さて、鳥居をくぐった先に極楽門(西大門)がある。この門には「転法輪」という大きな輪が据えられていた。門の朱の色に金色の巨大な車輪はよく映え、美しい。「法輪(ほうりん)」とは梵語の "Dharma-cakra" [ダルマ(法)-チャクラ(車輪もしくは円盤の形の武器)]の訳だという。 read more◿

四天王寺から神戸に至る (1)

 ある秋の日、関西に遊んだ。恐らく、ここに書かない(書けない)話がいちばんおもしろいのだろうけれど、いろいろ差し障りがあるからそれは割愛する。オフラインで会える人には話すこともあるだろう。(というか、既にいろいろな人に話してしまったことだけれど) read more◿