中古CDあれこれ

Googleで普通にテキスト検索していても画像が表示される場合がある。そういう時、オークションサイトに出品されている中古ディスクの画像が表示される。なぜかそういう写真に限ってCDの撮り方に工夫がなくて、欲しくならない。稀少盤で、ケースや付属冊子がきれいなら、もちろんいいのだけれど、それでも、ぱっと見た瞬間に欲しくはならない。視覚からの情報や印象は大事だと思う。出品者たちの熱意や、丁寧な出品態度はわかるのだけれど、写真を撮る際にもうひと工夫したらいいのになあと思うのだ。毛布だかタオルだか布団だかカーペットだかの上で撮るのはやめた方がいい。

写真を撮るためのスペースがほかに確保できなくてそういう場所で撮るのかもしれないが、写真は「商品」のアピールの場なのだから、もうちょっと工夫したらいいのになあと思う。今たまたまGoogle検索でたどり着いたオークションサイトの売り手のページ、出品CDはどれもすばらしいのに、写真が少し残念。CDさえ写っていればいいという考え方もあるだろうけれど、商売っ気をもうちょっと出せばいいのに、と余計なお世話を…(笑)
…などと考えていて、先日のアマゾンのこれを思い出した。

キリがないのでオークションサイトでCD買うのは結構前にやめてしまった。本当にキリがない。(ハマってしまう、とも言うのかな?笑)

昨夜CDを整理していたら、以前、オークションサイトで買った日本人演奏家のCDが複数出てきた。1枚はよくよく調べてみたら市販CDではなく、どうやらプライヴェート盤。あるピアニスト(80歳前後の世代にあたる某音大の名誉教授)が海外に留学していた時のシューマンの協奏曲の録音。心のこもったメッセージが印刷されており、この先生にとっては若い頃の美しい思い出がたくさんつまった宝物なのだろうなと思える。こういうCDが存在していること、その存在そのものが既に美しい。買った時はよく見なかったが、改めて調べたら、普通ならレコード会社の連絡先が掲載されているべきところに、ピアニストの自宅住所と電話番号が印刷されていた。これはうっかり写真や画像をネットに載せられない。おおらかな昭和の空気が伝わってくる(平成に入ってから作られたCDかもしれないが。

(2018年7月15日のツイッターのログより)