シューベルト祭り、第4日。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2008
「シューベルトとウィーン」

(忘れないうちに、ざっとメモ書き)

5/5(月・祝) 第4日目

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夜のふらんつぺーたー(本家)

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夜のふらんつぺーたー(本家)

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夜の地上広場

今日も引き続きどんより曇った変な天気。相変わらず湿度が高めでこの時期特有のさわやかさが微塵も感じられない。私の中のシューベルトのイメージの基調は(度々掲示板などにも書いてきたけれど)、晴れ渡った5月の青空とゲーテ(ミニヨン)の " Ein sanfter Wind vom blauen Himmel weht," (蒼空からやわらかな風が吹いてくる)…なのに…なんなのでしょう、この鬱陶しい陽気は。

さて、今日ははじめて地上広場のネオ屋台村に挑戦してみた。私は第1回から毎年欠かさずLFJに来ているけれど(昨年のように1公演しか聴かなかった年も含めて)、ネオ屋台村はこれまで通りすぎるだけだった。食べてみたいなとは思っていたのだが、毎年、あまりの混雑ぶりに圧倒されてしまって、ここで並んで買う気が起きなかったのだ。しかし、今年は違う。唐突に「あのジャンバラヤが食べたい!」という気持ちが8月の白雲のようにムクムクと湧き起こり、ジャンバラヤを買いに行ってみた…ら、たいへんな長蛇の列。「しょうがない、もう少し後で、人が少なくなってきたらジャンバラヤを買うことにして」と思い、とりあえず、ロコモコを食べ、公演へ。聴き終わり、再び地上広場。「よし、今度こそジャンバラヤだ!」とジャンバラヤの屋台の前へ行ってみると、またしても長蛇の列…。「うーむ、仕方がない。夜になって、もっと人が減ってからにしよう」と思い、しょうがないので豚ネギ丼を食べ、公演へ。聴き終わり、再び地上広場。あたりは夜。いい具合に人も減ってきている。ジャンバラヤの屋台の前へ行ってみると、おお! 行列がないではないか! これでやっとジャンバラヤにありつけるぞと喜び勇んでオーダーしようとしたら、お店の人が「すいませーん。ジャンバラヤ、売り切れました! お酒ならありますよ!」 …(ショックのあまり一瞬絶句…) そうだ、私は明日もまだここに来るんだった、と気を取り直し、「あ、あした! あしたも来ますか?」ときいてみたら、お店の人、申し訳なさそうに「明日はもう来ないんですよ」…がちょーん。

(まるでネタみたいな流れだが、あくまでも実話)

今日の教訓: おいしそうだなと思った食べ物、すぐ買わないと買えなくなるのはたぶんCDといっしょ。

●13:15-14:00 【Hall D7】
公演番号:453

シューベルト / ハンガリーのメロディ ロ短調 D817
シューベルト / 即興曲 変ホ長調 op.90-2 D899-2
シューベルト / ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D958

アンヌ・ケフェレック (ピアノ)

ピアノの前に座って弾きはじめる直前、「メロディを先に、その後で即興曲を」というような説明があり(英語で)、当初の発表とは異なる曲順で演奏された(発表では op.90-2 が先)。昨日も今日も、疾風怒濤の終楽章がとても典雅な響き。深い音楽。

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●16:45-17:35 【Hall A】
公演番号:414

シューベルト / 交響曲 ハ長調 D944 「グレイト」

フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団
クワメ・ライアン (指揮)

歓喜に恍惚とするフランツ。その歓喜は地上のものか天上のものかはわからないけれど…。オケもすばらしいし、ライアンはすばらしい逸材。1日目以上にオケも指揮者ものっていたのではないでしょうか。D944の実演で久々に大感動&大コーフン。終演後の会場内はコーフンのルツボ(←死語?)。来年以降も絶対にこの人たちを呼んでください。

●19:00-19:50 【Hall B7】
公演番号:426

シューベルト / 交響曲 ハ長調 D944 「グレイト」

ヴュルテンベルク室内管弦楽団
ルーベン・ガザリアン (指揮)

室内管弦楽団のグレイトというのもまたなかなか聴けるものではないけれど、これまたすばらしい演奏。小さいホールで、客席のすぐ間近でオケが演奏するだけでも聴いている方は気持ちよく感じるだろうけれど、うまい、快速のりのり、しかも随所に工夫があって、一筋縄ではいかない、次にどんな球が投げられるのだろうと予測がつかないおもしろさがあった。こちらも終演後の客席は大コーフン、盛り上がりました。

追記: 指揮者がぴょんぴょん跳ぶ様子を見ていて思いました。「リトル・ヤマカズ…」

●21:15-22:15【Hall A】
公演番号:416

シューベルト / ミサ曲 第6番 変ホ長調 D950

谷村由美子 (ソプラノ)
ジャッキー・カアン (アルト)
クリストフ・アインホルン (テノール)
マティアス・ロイサー (テノール)
クリスティアン・イムラー (バス)
ローザンヌ声楽アンサンブル
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ミシェル・コルボ (指揮)

天国的な合唱。
大好きなミサ曲第6番をコルボ指揮で聴けたことは生涯忘れられないくらいの幸せ。

●番外

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ロコモコ デミグラスソース (ハワイ)
ご飯の上にハンバーグと半熟卵をのせたもの

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豚ネギ丼 (北海道)
ご飯の上に豚の焼肉と長ネギをのせたもの
しょうゆベースの味付け

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イチゴとチョコのクレープ