2018年12月のコンサート

備忘録的インデックス。


●2018年 12/6(木) 自由学園明日館 講堂
川口成彦 フォルテピアノリサイタル
ウィーン式フォルテピアノで聴くショパン

(オール・ショパン)
春 op.74-2
2つのポロネーズ op.26
4つのマズルカ op.24
ピアノ協奏曲 第2番 op.21 より 第2楽章 (ピアノソロ版)
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シューベルト風ワルツチクルス
ホ長調(遺作)
イ短調(遺作)
ホ短調(op.70-2 遺作)
変イ長調(op.69-1 遺作)
夜想曲第2番 変ホ長調 op.9-2
練習曲集 op.25 より
第1番「エオリアンハープ」、第5番、第10番
練習曲集 op.10 より
第3番「別れの曲」、第9番
葬送行進曲 (ピアノソナタ第2番 op.35 より)

最後にプログラムにはない冒頭の春が再び演奏されてコンサートは閉じられた。

使用楽器
1820年製のオリジナルフォルテピアノ
ヨハン・ゲオルク・グレーバー
Johann Georg Gröber (Insbruck1820)

翌日の私のツイートより

川口さん、北とぴあの「シューベルトを讃えて」が、自分が想像していた(あるいはこれまで聴いてきたような)「フォルテピアノの演奏会」とは趣きが少し異なっていたので驚いたし、このプログラムと演奏から受ける印象・感覚はなんだろうとずっと考えていた。

昨晩のショパン・プロを聴いて一晩寝てひらめいた。私の中では「GGのブラームス」に共通するような世界だな、と。全体に「夜の音楽」という印象を受ける、独特の仄暗さ。沈潜と耽美。静寂。

繊細に鳴るあのピアノだから、そして比較的小さな会場だからこそ成立するプログラム。構成がすばらしい。

昨晩のプログラムに書かれていたブッフホルツについての話はとても興味深く、今晩来られなかったショパン・ファンはきっと読みたいだろうなあと思った。北とぴあのプログラムに書かれていた尾崎豊(!)の話も印象深かったので(エッセイとしてもすばらしい)、いずれ本にでもまとめたらよいかもとも。

ピアノ演奏に驚き、プログラムの構成に驚き、自筆のプログラムの文章に驚く。

(この1行だけだと、北村君のことみたいだなとふと思った。


●2018年 12/13(木) 東京音楽大学J館スタジオ (17:30)
エリソ・ヴィルサラーゼ ミニコンサート及び公開レッスン
「作品解釈」授業 一般公開

【ミニコンサート】
モーツァルト / ロンド ニ長調 K.485
モーツァルト / ロンド イ短調 K.511
シューマン / ダヴィッド同盟舞曲集 op.6

【公開レッスン】
受講曲目 ブラームス / 7つの幻想曲集 op.116
受講生 安並貴史


●2018年 12/17(月) サントリーホール

パリ管弦楽団
ダニエル・ハーディング(指揮)
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)

ベルリオーズ / オペラ「トロイアの人々」から 「王の狩りと嵐」
ベートーヴェン / ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
(ソリストのアンコール)クルターク/「サイン、ゲーム、メッセージ」から ジョン・ケージの思い出、ドロローソ
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ベートーヴェン / 交響曲第6番 ヘ長調 op.68「田園」
(アンコール)ベートーヴェン / 序曲「コリオラン」op.62


●2018年 12/20(木) 武蔵野市民文化会館 小ホール
漆原朝子 ヴァイオリン・リサイタル

漆原朝子(ヴァイオリン)
ベリー・スナイダー(ピアノ)

(オール・シューマン)
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 op.105
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ短調

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3つのロマンス op.94
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 op.121

(アンコール)
クララ・シューマン
3つのロマンス op.22 より 第1曲

ロベルト・シューマン
リーダークライス op.39 より
第1曲「異郷にて」、第12曲「春の夜」