徳永二男&伊藤恵 ブラームス ヴァイオリン・ソナタ全曲

●7/6(水) JTアートホール
JTアートホール室内楽シリーズ (No.267)
「ブラームス 至高の室内楽 I 」

(ヴァイオリン) 徳永二男
(ピアノ) 伊藤恵


ブラームス / ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 op.78 「雨の歌」
ブラームス / ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 op.100
(休憩)
ブラームス / ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 op.108

(アンコール)
ブラームス / ヴァイオリン・ソナタ 第2番か3番の第2楽章

※この月は暑さのあまり、ぼーっとしてしまって、うっかり、アンコール曲をメモし忘れてしまいました。なので、アンコール曲については曖昧な記憶を頼りに曲名を入れています。間違っているかもしれません。同じ公演に行かれた方で、もしも間違いを見つけた方がおられたら、ご一報いただけると(本当に)助かります。


 昨秋のベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタに続くこのコンビによるブラームスのヴァイオリン・ソナタの公演。CDやコンサートで長く共演を重ね、気心の知れたコンビならではの落ち着いた(=じっくり聴かせる)演奏だったと思う。徳永さんは力強く造形的な音楽を描き出す人だし、伊藤さんはその徳永さんを支えながらも、美しい音色でブラームスの色彩的な面(ここでは「色彩的」という言葉に「官能的」という言葉も同時に含ませたい)を見せてくれたから、とてもおもしろかった。