シューベルト祭り、2日目。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2008
「シューベルトとウィーン」

(忘れないうちに、ざっとメモ書き)

5/3(土) 第2日目

(写真)
今日は雨ふり

(写真)
チケットブースに長蛇の行列

午前は雨。結構な降り。
夕方再び出かけた時にはやんでいた。
ただし蒸し暑く、どんより曇ったいやな陽気。

午前の公演を聴いた後、一度、家に戻り、夕方、再び出かけた。開演10分くらい前に着くようなイメージで遅めに出たのだが、なんと、チケットを持って出るのを忘れてしまった。電車に乗った直後にチケットを調べて、そこではじめて気がついた。今回のLFJのチケットは3つのプレイガイドから買ったのだが、それら全部を1つの袋にまとめて入れた、と思い込んでいたが、実際はそうではなかったのだった! 運悪く、今日の午後の最初の公演(バッハのコンチェルト&グレイト)のチケットはLFJ以外の公演のチケット類と一緒に家に置いてきてしまった。LFJは特殊なシステムだから、チケットを忘れたら入場は無理だろうなあと思い(実際はどうか知らない)、最寄駅の隣の駅で停車したスキに電車を乗り換え逆戻りし、家までチケットを取りに戻った。再び電車に乗った時点で1曲目のバッハには絶対に間に合わないタイミングだったけれど、もしかしたら何とかなるかも…と淡い期待(?)を抱きつつ、あきらめずに走ってみたり、出口に近い車両まで歩き通してみたりと、いろいろやった結果、奇跡的に開演に間に合った!(ギリギリだったけれど) ローコツにムチ打って、息もタエダエ、へろへろ。

教訓:チケットは家を出てからではなく、家を出る前に確認した方がいいかも。

●11:00-11:45 【Hall C】
公演番号:242

シューベルト / 交響曲 ロ短調 D759 「未完成」
シューベルト=リスト / さすらい人幻想曲 ハ長調 op.15 D760, S366 (R459)

ブリジット・エンゲラー (ピアノ)
フランス国立ロワール管弦楽団
ペーテル・チャバ (指揮)

オーケストラは重厚なアプローチ。エンゲラーはヴィルトオーゾ風のきらびやかな表現。オーケストラのゴージャスな響きとあいまって華麗な演奏。リスト風作品の醍醐味を存分に聴かせてくれた。

エンゲラー情報@公式ブログ

●16:15-17:25 【Hall C】
公演番号:245

バッハ / 3台のピアノのための協奏曲 ニ短調 BWV1063
シューベルト / 交響曲 ハ長調 D944 「グレイト」

小曽根真 (ピアノ)
児玉麻里 (ピアノ)
児玉桃 (ピアノ)
上海交響楽団
大友直人 (指揮)

3人のピアニストの個性の対比がおもしろかった。(私は比較的ピアノに近い席にいたので) 小曽根さんのジャズ風味のバッハはなかなかのもの。もっと俗っぽいものを想像していたけれど、シャレたおもしろさがあった。グレイトは昨日のシャープであちこちに仕掛けたっぷりの洗練された演奏とは正反対。私には「まったりした癒し系(おおらかな、田舎育ちの少年のような?)」に感じられて、これはこれで好きかも^^

●19:15-20:15【Hall A】
公演番号:215

シューベルト / ミサ曲 第6番 変ホ長調 D950

谷村由美子 (ソプラノ)
ジャッキー・カアン (アルト)
クリストフ・アインホルン (テノール)
マティアス・ロイサー (テノール)
クリスティアン・イムラー (バス)
ローザンヌ声楽アンサンブル
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ミシェル・コルボ (指揮)

これもまた私の愛聴曲だが、生で聴いたのはたぶんこれがはじめてだと思う。そして、これほどすばらしい演奏に接することができたのは今日の最高の幸せ。

●20:30-21:15 【Hall D7】
公演番号:257

シューベルト / ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 op.78 D894 「幻想」
シューベルト / 13の感傷的なワルツ op.50 D779 より
  第1, 7, 13, 19, 20, 23, 24, 28, 29, 31番
シューベルト / 12の高雅なワルツ op.77 D969 より
  第6, 9, 10番

※曲目変更あり。ワルツは全曲演奏の予定からD779, D969 からの 13曲が抜粋演奏されました。

アブデル・ラーマン・エル=バシャ (ピアノ)

すばらしかった…。

●21:45-22:35 【Hall A】
公演番号:216

シューベルト / 交響曲 ハ長調 D944 「グレイト」
上海交響楽団
大友直人 (指揮)

当然だけれど、Cで聴いた時とはまったく違う聴こえ方で正直驚いた。ホールのせいで。音楽の解釈そのものは同じなのに。