2019年10月のコンサート (5) - クララ・シューマン 生誕200年 & ロベルト (藝大)

備忘録的インデックス。


2019年 10/20(日) 15:00/プレトーク 14:30~
東京藝術大学 奏楽堂

藝大プロジェクト2019「クラーラ・シューマン生誕200年に寄せて」

第3回 上野の森オルガンシリーズ2019
「オルガンが奏でる愛と告別の調べ―クラーラとローベルト、ブラームスらの書簡と共に」

(出演)
プレトーク・朗読テキスト構成:小澤和子

オルガン:廣江理枝
オルガン:徳岡めぐみ
オルガン:近藤岳
ソプラノ:平松英子
バリトン:萩原潤
朗読:川中子みのり
朗読:瀬戸口郁

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(朗読を交えたコンサート)

朗読
1838年 ローベルトからクラーラに贈った詩(瀬戸口)
1840年9月12日 クラーラが結婚式当日に記した「日記」(川中子)

R.シューマン(近藤)
ペダル・フリューゲルのための4つのスケッチ op.58 より
第2曲 変ロ長調

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朗読
1840年9月 結婚直後のクラーラのフーガの勉強の記述(川中子)

C.シューマン(廣江)
3つの前奏曲とフーガ op.16 より
第2曲 変ロ長調

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朗読
1945年 クラーラの対位法についての記述(川中子)

R.シューマン(徳岡)
ペダル・フリューゲルのためのカノン形式のエチュード op.56 より
第1曲 ハ長調、第5曲 ロ短調

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朗読
1845年10月 ローベルトが自作 op.58 とクラーラの op.16 を文筆家に送った手紙(瀬戸口)
1845年1月 クラーラの対位法についての記述(川中子)

C.シューマン(近藤)
3つの前奏曲とフーガ op.16 より
第3曲 ニ短調

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朗読
1850年 ローベルトの対位法とオルガンについての提言(瀬戸口)
1845年1月 ローベルトの op.60 についてのクラーラの記述(川中子)

R.シューマン(廣江)
バッハの名による6つのフーガ op.60 より
第6曲 中庸に、少しずつ速くなって 変ロ長調

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朗読
1847年11月5日 ローベルトがメンデルスゾーンの告別式前日にクラーラに宛てた手紙(瀬戸口)
1947年 メンデルスゾーンの死とシューマンについてのクラーラの日記の要約(川中子)
1854年 ローベルトがエンデニヒの療養所からクラーラに宛てた手紙(瀬戸口)
1854年 クラーラが日記に書き留めた記述(川中子)

R.シューマン(近藤)
森の情景 op.82 より
第7曲 予言の鳥 ト短調

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朗読
1855年1月 クラーラが友人のヘンリエッテ・ライヒマンに宛てた手紙(川中子)
1856年8月 クラーラが親友エミーリエ・リストに宛てた手紙(川中子)
1856年12月 ブラームスがクラーラに宛てた手紙(瀬戸口)

J.ブラームス(廣江)
フーガ 変イ長調 WoO 8

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朗読
1857年5月 ローベルトの墓石建立を前にブラームスからクラーラに宛てた手紙(瀬戸口)

(休憩)

朗読
1856年5月 ブラームスがオルガンについてクラーラに宛てた手紙(瀬戸口)

J.ブラームス(近藤)
前奏曲とフーガ ト短調 WoO 10

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朗読
1864年クラーラがブラームスに宛てたオルガンについての手紙(川中子)

C.シューマン(廣江)
3つの前奏曲とフーガ op.16 より
第1曲 ト短調

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朗読
1867年 声楽家L.フレーゲがクラーラに宛てたキルヒナーについての手紙(川中子)
1862年3月 クラーラがキルヒナーに宛てた手紙(川中子)
1862年8月 キヒルヒナーがバーゼルの音楽愛好家に宛てた手紙(瀬戸口)

T.キルヒナー(徳岡)
オルガンのための13の小品集 op.89 より
第2曲 前奏曲 マエストーソ ト短調
第12曲 叙情的一葉 アンダンテ・カンタービレ 変ト長調

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朗読
1896年3月 クラーラの日記(川中子)
1896年6月 ブラームスが友人に宛てた手紙(瀬戸口)

J.ブラームス(廣江)
11のコラール前奏曲 op.122 より
第10曲 我が心の切なる願い
第11曲 おお世よ、われ汝を去らねばならない

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朗読
変容したクラーラによる1853年ローベルト最後の評論(川中子)

R.シューマン
オラトリオ「楽園とペーリ」op.50 より
第17曲 さあ安らかに眠れ、豊かな香りを夢見て

平松英子(ソプラノ)
廣江理枝(オルガン)

シューマンと関係ないところでの今日の「おらっちニュース」。「古墳の写真を撮ったぜ!」のほか、学生の頃、個人的に親しくしていただいていた先生(音楽学者)と、いつ以来かわからないくらい久しぶりにばったりお会いしたことだった。もうかなりのご高齢のはずだが、お元気そうで何よりと思った。

自分が行けば割引がきくから現代音楽のイベントに一緒に行こうよと誘われて、ちょっと遠いところまでお供で「遠足」したこともあった。おなかがすいて入ったその街の寿司屋が大外れで、江戸っ子の先生が大将にはわからないように、でも怒りまくっていたのがおかしかった。

もっとおかしかったのは、その現代音楽のイベントの司会をしていた某有名評論家(故人/先生の大学[藝大楽理科]の同級生)の声が小さくてマイクを使ってもよく聞こえなかったのだが、突然、客席で先生が「○○!声が小さい!もっと大きい声で話せ!」と野次ったことだった。(私は「えええ?」と隣で固まっていた。

 

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